チョコレートと一緒に飲む飲み物
チョコレートに合わせる飲み物は、たくさんあります。
しかし、ショコラティエによっておすすめする飲み物は、実に様々です。
ラ・メゾン・デュ・ショコラのように、あくまで「水」と主張するところもあれば、AMEDEIのように、板チョコの種類によってあわせる飲み物を細かくリストアップしてくるところもあります。
チョコレートは様々な素材との相性がよく、よって日々いろんなショコラが生まれています。ショコラティエの追求するショコラの質によって、合う飲み物も変わるのではないでしょうか。
例えば、カカオの力強い風味を前面に押し出したタブレットやケーキは、水でもブランデーでも合いますし、フルーツとショコラのマリアージュを追求しているショコラティエのショコラは、ワインとの相性がぴったりです。力強さではなく繊細さを表現するショコラティエのショコラは、やはり、水のほうがよいのではないでしょうか。ショコラティエの生まれた土地の飲み物と合わせれば、日本では味わったことのない味覚の世界に出会えるかもしれません。
以前、AMEDEIのチュアオとポルチェラーナを購入し、水と合わせて食べたことがあります。そのときはどちらかといえば上質なスモーキーさのあるポルチェラーナのほうが好きだったのですが、後日ソーテルヌと合わせて飲んだとき、チュアオの複雑なベリー類の風味が引き出されるのにとても感動しました。
上手に選ぶと、飲み物はチョコレートの隠れた風味を引き出してくれます。
ただ、アルコールは水やコーヒーのように気軽に入手できないことでしょう。でも、その機会があれば、サプライズがある可能性十分(!)ですから、どうぞわくわくしながらお楽しみてください。

炭酸を含まない水。一番舌がナチュラルな状態でチョコレートを味わえます。どんなタイプのチョコレートにも。繊細な風味のショコラならば、是非どうぞ。
ヴァン・ジョーヌ(Vin Jaune)、バニュルス・グラン・クリュ(Banyuls Grand Cru)、
ハンガリーの甘口ワイン。
トカイ(Tokaji)
また、下記のフランス甘口ワイン。
リベルサルト(Riversaltes)、モーリー(Maury)、バニュルス(Banyuls)、ラストー(Rasteau)
ラム、オールドラム、ブランデー、オードビー
シンプルでカカオの風味を楽しむタイプのチョコレートや、フルーツ風味のボンボンショコラに。
洋ナシやクエッチ(すもも)などの蒸留酒。
マッカラン(Macallan)、グレンファークラス(Glenfarclas)、パーボンウィスキー。
イタリア系チョコレートなら、グラッパもどうぞ。
イギリスの黒ビール。
クリーク。
ベルギーのフルーツビール(フランボワーズ・洋なし・ジラルダンのクリークなど)
ショコラとコーヒーは風味が似ているので まず失敗がない組み合わせです。ただ、あまりに苦味や焙煎の風味が強いものを選ぶと、舌がチョコレートの風味を感じられなくなってしまうので避けましょう。
マルゴジーペ(Maragogype)、ジャマイカ産のブルーマウンテン。
お茶とショコラは難しい組み合わせです。
ジャスミンなど、紅茶のフレーバーのボンボンショコラがありますから、そのような場合、紅茶といただくのもいいかもしれません。日本茶になるとさらに難しくなります。将来、抹茶のフレーバーのボンボンショコラが登場したら、日本茶と飲むのも悪くないかもしれません。